イギリスのアンティーク絵本 11

  • 2010.11.18 Thursday
  • 08:29




THE BABY'S OWN AESOP
1887年ロンドン、ニューヨーク刊行
『幼な子イソップ』
ウォルター・クレイン画

扉ページのタイトルの下に記してあるように、イソップの寓話を短い韻文に簡約しし、それに1行ずつ教訓を添え、その寓話を、説明的に描写したクレイン独特の装飾的なイラストレーションのなかに組み込んでいます。

最初の「キツネとブドウ」のお話は、



キツネはブドウを欲しがって

跳び上がったがとどかない

すっぱい思いで立ち去った

そこで今日に至るまで

キツネはブドウを好まない

(失望のブドウは、いつもすっぱい)



ラッキー大人でも十分に楽しめる本ですね〜。拍手


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